ゆうきともからのお知らせ 2

主に monthly Magic Lesson に対するお知らせや、ゆうきともの個人的な見解等を不定期に書き込むblogです!

カテゴリ: パケットシリーズ

12月に入ってますます時のたつスピードが…(^^;)

9日の『ゆうきとものカード・ミラクルズ第7集』レクチャーは無事に終了。お客様のスキルレベルに結構差があるように感じましたので、意識的にペースを落としてみましたが、まあ、本来はこのくらいで講義しないとなあ… そう反省しました。

最近のmMLや他のマジシャン向けの映像では、説明の仕方が少し早くなっているかと思います。

本当はDVDに入れられなかった話や、後から考えたアイデア等あったのですが、内容を一通りさらっただけで結構な時間オーバーでしたので、やめておきました。

基本自分の作品集をまとめて講義するときは、どうしても内容が濃くなります。(^^;)


約3時間みっちりのレクチャーのあとは、mMLのテキストチェックをして、スタッフの今西君と夕食へ。

結構色々な小ネタを見せてもらいました。

来年は彼の作品集が出るかもしれませんね。(^^♪

そんな中レクチャーの感想として、

DVD付きということであれば、演技はともかくすべての解説を無理にしなくてもよいのでは? という話をしてくれました。

演技さえ生でみられたら、家に帰ってから秘密を知るという楽しみがあってもよいと。

時間が限られているのであれば、DVDには含まれていないレクチャーを1つ入れてくれたら嬉しい…

な〜る。( ..)φメモメモ

という訳で、次回はそういうイベントを考えておりますのでお楽しみに。


さて14日(木)開催の定例講習会『ともの会その前に』ですが、参加者にはmMLから出たばかりの新商品『ブランク・サプライズ』を特価で販売いたします。

http://www.magiclesson.biz/eshopdo/refer/vidPST002.html

もちろんいつも通り、やさしめのトリックから、ちょっとやりがいのあるマジックまで、幅広く講習いたしますので、お時間のある方は是非。

http://tomo-yuki.com/kousyuukai.html


そして16日(土)は今年最後の定例ミニライブ

『サタデーナイトマジック第八十九夜』でございます。

参加費は1500円。

今のところ庄司さんとの二人会になりそうですね。

となたでもカジュアルに楽しめるライブですので、お時間のある方はお気軽にどうぞ。

上記のイベントはどちらも駒込マジックルームでの開催です。

お申し込みは『ゆうきともマジックギャラリー』お問い合わせフォームからお願いします。

決定しているゲストは、プロマジシャンのはやふみさん。

もしかすると少し増えるかも… です。

ギャラリー233より、19時半からの生放送ですが、

お近くの方はぜひとも直接遊びに来てください。

マジックに関しては、現在私のサイトで発売中の

『ショートショート・カメレオン2』や、マンスリーマジックレッスン12周年記念号(2017年6月発売予定)で公開予定の作品などを演じる予定です。

お楽しみに〜

自分のもの、他人のものに限らず、あまり商品 (マジック用品) について書くことは多くないのですが、少し思うところがあったので…

mMLネットショッパーズにて、昨年より販売している
パケットトリックの一つ 「MONTED!」 についてです。

これはネット上の宣伝文をお読みいただければお分かりのように、昨年の大震災チャリティー商品であり、他の商品と比べると割安にもなっています。

よって

できればこの商品に直接興味がなくても、多少の余裕がある方には、是非お買い上げいただきたい品なのですが… ^^;

※ちなみに2011年5月8日の記事 
「連休も本日で終わりですね」 の中で登場する某手品カンパニーのSさん (mML5周年記念号のゲスト鈴木徹さんです) に褒められたモンテ風パケットとは 「MONTED!」 のことです。(^_^)/


少なくとも3年以上あたため、この1年間はショーでの演技回数が最も多かったトリックの一つであり、これまで確実にウケてきたという実感もあります。

ええと… よろしいでしょうか?

自ら言ってしまいますけど ^_^;

この作品、プロット的にも手法的にもかなり優秀な作品であると思います。

もちろんこの手の作品は無数にあり、私が貢献したのはその構成ということであって、まったくもって自分だけの手柄ではありませんがね。


商品的に問題があるとすれば、実は適切に (私の思惑通り) 演じるのはかなり難しいということでしょう。

手順中で使用される手法自体はもはやスタンダードなもので、手順そのものにもまったく無理はありませんし、矛盾さえも生じません。

しかし… まあ、今さら言うことでもありませんが、実際にあなたの行動に破たんなく、適切に現象を伝えながら、楽しく演技することは別のことなのですね。

実際の商品に付いてくる映像は、3年以上の手順の練り直しと、演技の繰り返しによって出来あがったものですが、

その映像を収録してからもすでに半年以上が過ぎ、現在ではまた少し違った形となっています。


また、当然ながら映像とライブでは違いますし…

ライブでも条件によって見え方は変わりますよね。


で、ここからが本題。^^;

実は先日、遊びで行っていた感じのよいバーで、このトリックを演じる機会があった訳です。

カウンターに座っていた普通のお客様に。

仕事ではなく、遊びであるという部分がポイント。

現在、私が普段持ち歩く名刺入れの中にはトランプを使用したパケットが二つ入っているものの…

「MONTED!」 が使用されることはめったにないのです。

ま、大抵はトランプ自体が出て来ませんし、

取りだしたとしても、それは卓上を使用しなくても演技可能な M・ガードナーの名作
「オール・ザ・ノン・コンフォーミスト」(mML37号に収録) だったりするのです。

連れて行ってもらった先輩 (有名漫画家T氏) から、私がマジシャンであることは紹介されており、みなさん気分よく飲んでいて、もはや何をやってもOKな状態。

しかもこちらも仕事ではなく遊び…

無理に盛り上げる必要もないし、極端な言い方ですが失敗したって気にしません。

な〜んにも気にかけるべきことはないんです。

遊びなんですから (^_^)/

いやあ、こんなに楽しいことはないですわねえ。


ということで 「MONTED!」 の始まりです。

基本的なモチーフは 「モンテ」 ですし、そんな雰囲気の中、注目してもらうのはホントにやさしいですわね。

皆さま寸分の狂いもなく、こちらの計算通りの思考をへて、目が点になっておりました。

変に盛り上がって、他のお客様に迷惑をかけることもなく

本当にほど良いリアクションと、
ごく自然に発せられる疑問と質問。

気持ちの良い会話を楽しめる瞬間です。


演者、観客、場所、照明、雰囲気、人数 (このときは3名)、適度なアルコール、そして、遊びとしてのマジック。

これに勝るものはそうありませんですな。

アマチュアに徹している方をうらやましく思う瞬間でもあります。


Tさん、良い機会をありがとうございました。


たった4枚のカードだけで楽しむ上質な大人のトリック ^_^

実際に演じるためにはかなりの年期がいりますが、ものにすれば十分に報われるはず。

以前、「仲間はずれ」 を商品にしたときに、この手のトリックは演技的にかなり難しく (無論その分やりがいはあるのですが)、お手軽なびっくり箱手品を求める多くの人には向かないんだよなあ… そう思っておりまして

私の中で長い間 「仲間はずれ2」 と呼んでいたこの手順、

実践という意味では本当に重宝してきましたし、その分とっても カワイイ…

少なくともmMLのパケットシリーズとして表に出すつもりはまったくありませんでした。

が、あの大災害です。

震災の募金としては本当に小さな企画ですが、長く販売して行きたいと思います。

そういった意味合いでの宣伝も是非お願い致します。


18日のライブでも演じますよ。  

第一部は残席2つ、第二部は残席10です。

10日のモダクラは1部もまだOKですが、2部の方が余裕があります。

15日のサタデーナイトマジック、残席は10。
※業務連絡、MASAOさん、内容をお知らせください。


で、連日連夜の忘年会終了。

普段のライブよりも豪華なショーがあったりして ^^; 

で、mMLより新製品がでていたことを、フォーサイトの忘年会で思い出したので、ちょっと宣伝。

タイトルは 「ダブルキャスト」、おまけ?手順として 「イニシャル・テイク」 も付いてきます。
一応パケットシリーズとして出ておりますが、ちょっと異色です。
毎度のことながら、新ネタを求めている方には向きません。
実践派の方には重宝していただけるかと思います。
先日、日向大祐さんも買ってくれたみたいです。(^^♪

すでに酔っぱらっているときに堀内君から質問があり、また、彼なりの手順も見せてもらいました。

シンプルでグッドです。彼はカリーのアイデアを使っており、実際私も一時は元ネタ(アニバーサリー・ワルツ)の方で使用していましたが、今回のコンセプトにはめ込むと、かなりスッキリします。

多分元旦のライブで演じるんじゃないかな?


今年も書こうと思って書けなかったことがいっぱいあります。

ま、あえる方は直に聞いてください。

31日にもう一回更新するかも。

京都の岸本さんからご質問がありましたので、お答えいたします。

「フラッシュ・バック」 は完全なオリジナルですか? とのことですが、無論、原案があります。

カードの構成自体が、全く新しいものではなく、おそらくもっとも有名な手順は、ダロー氏のDVD 「フーラー・ダーラー」 にて鑑賞することができます。
※たしか サム・シュワルツ氏の作品だったかと…… それともハワード・シュオルツマン?ここは自信がありませんので、ご自身でチェックしてみてください。(今手元に資料がないもので)

日本ではトリックスの赤沼さんが、同じ構成の作品を発表されていたかと思います。

「フラッシュ・バック」 自体は2003年に構成したものですが、直接のきっかけは、ランディ・ウェイクマン氏の売りネタ 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 を、「ともの会EX」 にこられた方が(杉浦さんお元気ですか?)演じてみせてくれたことです。

実はランディ氏自身が演じているのを見た記憶もあるのですが、少しばかり仕事が多く、また、必ずしもその部分を完璧に演じているわけではなかったので、その当時はあまり関心せず、いつしか忘れていたトリックだったのです。

会で見せられたときも、ランディ氏と同じ部分で苦労されていたので、『その部分を思い切って省いてしまったらどうか』 といったアドバイスをしました。

実際にたったそれだけで、かなりすっきりと見られるものになったのですが、せっかくなのでいくつかの新しい現象を加え、さらには演技終了と同時に 「リセット」 が自動的にできるよう構成してみたものが、現在の 「フラッシュ・バック」 というわけです。


プレイボーイデックを利用した予言トリック「プレいディクション」がいよいよ発売されます。mMLにおける、いわば番外編として企画された商品のひとつなので、「ゆうきとものオリジナルパケットシリーズ」の第4弾ということに(一応)なってはおりますが、いわゆる「パケット・トリック」ではありませんのでご注意を!

現象は動画をご覧いただければ一目瞭然なので、ここでは触れませんが、大抵のカジュアルなシチュエーションで楽しんでもらえると思います。基本的にはオトナ向けのトリックですが、たまたま一度だけ“流れ上しかたなく”見た目は10歳位の男の子がいる現場で演じましたが……ってゆうか普通バーに小学生つれてくるか?……結果から申しますと、その彼に一番受けておりました。 ただし、けしてそーゆーことを推奨しているわけではありませんので、勘違いなさいませんように!

で、ついでに説明しておきますと、マジックの作品において「オリジナル」という言葉が何を指しているのか、その定義は何なのか?ということにつきましては、実をいうとかなり難しい問題なので、ゆうき自身は普段その点を“変に”主張することはありませんし、悪性の「オリジナル病」患者を診て(見て)いるのは、ある種苦痛でもあります。 よって、mMLに限らず、商品として販売される作品の場合は、あまり厳密に……少なくともプロットや方法論における元祖の作品である……などとは、すぐには思わないほうが無難だと考えます。自慢げに話して聞かせたうんちくが、大マチガイだったことに気がついたときって、かなり恥ずかしいでしょ! ま、そーいったことをまったく意に介さない人が「カリスマ」なんて呼ばれたりするご時勢ですけどね。 

と、ここまで書いていて思い出したんですが、某雑誌で某有名マジシャンお二人が、過去の名人上手と云われている方々は実は結構「ヘタ」という話題の中で、ダイ・バーノン氏のことを語っておりましたが、これって仮に真実だとしても、全然有名な話ではなく、(それこそフーディニの話はよく知られておりますが)世代的にどう考えても全盛期の氏の演技を見ているハズもなく、有名なだけに発言が大きな影響を与えてしまう立場のお二人にしては、かなり不用意な発言ではなかったかと思います。

ちなみにゆうきは、氏が75歳の時にカードやコイン、そしてカップ&ボールを演じている映像を、某有名コレクター氏の家で拝見したことがありますが、それは当然のように “うまく” それ以上に “すばらしい” ものでありました。 ※このことはフォーサイト刊「モダクラ2」のなかでも少しだけ触れております。また、氏の観られる映像ソフトとして有名な「レベレーション」は、なんと87,8歳のときの映像ですから、失礼ながら「よれよれ」なのは当たり前で、ソコから技術や演技が「うまい」とか「ヘタ」とかを論じるのは、まったくのナンセンスといえるでしょう。

なんかすぐに長くなってしまうのですが、よーするにmMLをはじめとする「マジック商品」の宣伝やあおり文句のなかで使われている言葉やフレーズを、額面どおりに(何も考えず)そのまま信用しないほうがいいよ! もしくは基本的には軽くとらえておいてね! そーいうことです。

ゆうきについていうと、結構マジックに関しては真面目な方なので、自分の構成した作品における「最低限の経緯」や「クレジット」等はしているつもりですが、ビデオやDVD等映像ソフトの場合、実際には解説の中で「語っていること」を、完全に見逃している(聞き逃している)方が圧倒的に多いようです。いずれにせよ、パーソナルなお酒の席などはともかく、ネットを含む公の場で、奇術家サイドに該当する人に情報を与える場合は、くれぐれも注意が必要です。

先日の「仲間はずれ」に関する件ですが、ハバック・カウント云々のくだりは、全て「ショート・ワイルド」に関するお話でありました。 どーも失礼いたしました!

最初のあらためですが、ハーマン・カウントの代わりに、フィル・ゴールドスティン氏による、ハバック・カウントを使用することもできます。これはジョン・ハーマン氏のフラシュトレーション・カウントと、ハーマン・カウントを同時に行うもので、東京堂出版の「パケットトリック」にも収録されていたと思います。

私自身は、収録のあとでそのことに気づきまして、現在ではもっぱらそちらの方を使っております。

ショート・ワイルドは、今回ブランク・カードで演じておりますが、一般のワイルド・カードのように、カードの変化現象はもちろんのこと、裏面が白い普通の名刺を使用することもできます。色々とおためしください。

いまさらですが、二手順を解説したのは少し勿体無かったかなと……

収録が昨年の12月で、ほとんど記憶がなかったのですが、改めて見直してみるとなかなか結構なトリックでありました。

すでに現在では、ハンドリングの変わっているところも多々ありまして、普段レパートリーにしているトリックというのは、ああ、こうやって少しづつどこまでも変化していくモノなのだなぁ・・・・などと、おそらくすでに千回は感じていることを、改めてまた感じてしまうゆうきでありました。

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