ゆうきともからのお知らせ 2

主に monthly Magic Lesson に対するお知らせや、ゆうきともの個人的な見解等を不定期に書き込むblogです!

2008年08月

ボナ植木さん自らが、企画出演をされている、「ボナぺティライブ」(銀座小劇場) と 「ジャマライブ」 を立て続けに鑑賞。

キャパはそれぞれ100人と30人、「ジャマライブ」 は毎月1回 「なあ〜じゅ」 というジャズバーで開催されており、ちょうど5年目に入ったところ。

どちらも初めてでしたが、本当に楽しめました。

マジックばっかりぢゃない、バラエティーショーを、手頃な空間で… いいなあ。

「ボナぺティライブ」 は不定期ですが、「ジャマライブ」 の方は、月一で開催していますので、東京に来る用事のある方にはおすすめです。できればノンマジシャンのお友達や、奥様、彼女とご一緒にでかけることを推奨します。情報はボナさんのブログからどうぞ。


さてあっという間に8月も終わりそうですが、9月のmMLは、1日 (第一月曜日) に予定通り収録いたします。

毎月第二火曜日(9月は9日)の 『ともの会その前に』 ですが、場所が池袋から駒込に変わります。
住所は 北区中里1−4−6朝日ビル304号 で、JR駒込駅東口より歩いて2分ほどです。
内容ですが、前回リクエストがありましたので、「ポケットリング」(トリックスやテンヨー、DPグループなどで販売されている、直径10センチほどのリング4本セットのものです) をメインでとりあげる予定です。

そのうちに 「フォーサイトからのお知らせ」 に案内が出るかと思いますが、ここはフォーサイトが直接管理する貸スペースですので、今後、マジック教室やイベントなどに使用されることになると思います。

ちなみに渋谷で行っていた 「ともの会EX」 ですが、9月の会は、16日の火曜日に変更されています。 また、場所は今後、上記の場所になりますのでご注意を。

「ゆうき会」 は予定通り22日 (第四月曜日) に浜松町にて行う予定です。

『奇術探究』 第3号 ですが、9月上旬に発売できそうです。

先ほど最終チェックをしたところですが、結局36ページになってしまいました。

実際に作品を仕上げた時期や、見せてもらった時期、または原稿を書きあげてからでも、結構な時間がたっております。

そういった状況の中、あらためてそれぞれの作品やコラムに目を通しましたが、なかなかディープです。(^_^;)  実践派の方にも、研究派の方にも、十分に楽しんでいただけるかと。

「アウト・オブ・ジス・ワールド」 がメインといってもよい内容ではありますが、個人的には藤原邦恭氏の作品 「フジカラー2008」 がお気に入り。
「水と油」 もしくは 「リーダーに続け」 のような感じですが、実に鮮やかで不思議な現象を、スライハンドなしで見事に解決しています。

確実に出来て、一般客にも受ける、実践的なカードトリックを求めている方は、この作品だけでも値段に見合う価値があるんぢゃないでしょうか?

「Close-up Maniacs」 というサイトに 「技の名前」 というコラムが掲載されていました。

学生時代のマジッククラブの仲間内で勝手につけていた名称で… とあるスリービングのアクションに対して 「蟷螂拳」 とか、まずいコインバニッシュに対する 「どっちにあるでしょうクイズ」 etc. 

前者は学生の発表会にいくと必ず目にする光景ですし、後者はまあ… 一般の人がよく行っているところに、結構な確率で遭遇する機会がありますよね。(^_^.) 実際私自身も同じ名称を使用しております。

問題なのは、それなりにマジックにかかわっているらしい人が (平気で) 同レベルのことを行っている場合でしょうけど。

で、先日のUGMコンベンションでのコンテストで、気になっていたことのひとつを思い出しましたので記録しておきます。

オープニングでコインマジックを演じていた方が結構いたのですが、ほぼすべての方が、両手を肘から曲げて、軽く指を閉じた格好で登場するのです。

まるでウルトラQの 「ガラモン」 や、ウルトラマンの 「ピグモン」 みたいです。

まあ決して自然とはいえない状態ですので、これは結構気になります。
いっそのこと着ぐるみで演じたら40以上の日本人にはウけるかもしれませんが…

一人目はともかく (無論違和感はあります) 二人目以降はコインの出現がいやでも予想できてしまうのです。

オープニングで行うにしても、腕の状態が気にならないようなカバーやミスディレクション、演技途中でのロードなど、何らかの工夫が必要でしょう。


先日来日していたフランスのデビッド・ストーン氏や、イタリアのコインマン、ジャコモ・ベルティニ氏にしても、彼ら独自の必殺技以前に、そういった部分の繊細さにとても感心しました。

基本技法とその使い方、そして全体の流れが洗練されていれば、知っているはずのメソッドでも十分に騙されます。


なにかがわからないまでも、観客に違和感をもたれたら、その分は余分なストレスとなり、あきらかにマイナスとなります。

またコンテストの場合、審査員は多くの演者を立て続けに見なくてはなりませんから、現象が予想されること自体がコンテスタントにとっては、たいてい損となりますのでご注意を。

変換したら上記のタイトルになってしまいました。

バットマンシリーズの最新作です。

前作の 『バットマンビギンズ』 も方向性としては「ありだな」と感じていたのですが、今回のダークな意図… いや 『ダークナイト』 は… すごい。

スーパーマンやスパイダーマンといった、大作アメコミヒーローものでスカッとしたい! そう考えている方には正直まったくお勧めできません。

軽妙な会話のやり取りこそあるものの、この手の大作映画にありがちな「おバカさ加減」(例えばインディの新作では、この部分の遊びが、ある意味ピークでしたが…) はまったくといってよいほどなく、冒頭のジョーカーによる銀行強盗シーンの異常さだけでも、到底単なるヒーロー映画には見えません。

日本でいえば、平成ガメラシリーズや、劇場版パトレイバー2のように、既成の設定やキャラを生かしながら、現実の世界(現代)の話としてリアリティを持たせることに腐心し、その暗さや不条理、そしてわずかな希望や救いを徹底的にスクリーンに焼き付けています。
ルパン三世 『カリオストロの城』 が大傑作でありながら、従来のルパン象とはまったくかけ離れたものであったように、バットマンとしては従来ならば絶対にありえないキャラと舞台設定でありましょう。

ヒットシリーズとはいえ、よくもまあ、こんな(褒め言葉です)脚本が通ったものだと。(^_^.)

ヒロイン役が代わって、かなりイメージが変わったことと、今回はある意味、主役を完全に食ってしまった、ジョーカー役のヒース・レジャー (とても20代にはみえません) が撮影後に急逝してしまったことが残念です。 


クリストファー・ノーラン監督のひとつの到達点といっていいと思います。


152分という個人的にはありえない上映時間を全く無駄なく使い、全編がものすごい情報量。
舞台はゴッサムシティとはいっているものの、どう見ても現代のアメリカ某都市… まったくもって子供むきではありませんが、本国ではめちゃくちゃヒットしている模様。 これが結構不思議ですが、いいことかなと。

この夏、おとなの方にはお勧めの一本です。

うっかりしてましたが、mMLより私の新しいカード奇術作品集が発売されています。

タイトルは当初 『カード奇術探究』 にするつもりでしたが、小冊子と勘違いする方が多いであろうとの配慮から、『ゆうきとものカードミラクルズ』 に変更しました。

売れる本数はたかが知れているとはいえ、商品ということになりますと、なかなか自由が利かないものです。 (^_^.)

表向きは6作品ですが、mMLや他のシリーズをよくご覧になっている方はお気づきのように、「ライブ」 と「 演技」 が微妙に違っていたり (この2つの違いですが、mML会員の方はわかりますよね)、解説では他のバリエーションも解説していたりと、繰り返しの視聴による発見も楽しんでいただけるかと。

おそらくは 『奇術探究』 の流れにより、水漏れと油漏れプロットの純粋バージョンである 『流水』 が注目されるかもしれませんが、他のどのトリックも、実際に私が長い間演じ続けてきたものや、改良を重ねてきたものですので、むろん 「そのままで…」 とはいいませんが、きっとなにかしらのヒントにはなるかと思います。

ところで先日のUGMのコンベンションで、福田庸太さんが (同じプロットの考案者として) 補足・あとがきでふれていた木村真之さんにお会いできました。

実際に手順も見せてもらい、簡単にお話も伺いましたが、あのプロットをそれぞれ別々に、また、ほぼ同時期に考案されておられたようです。

このプロットに対する 『奇術探究1号』 以降の総括は、来年に発売予定の5号で特集しようかなと思っております。


明日の 『ともの会その前に』 ですが、サイドウォークシャフルの最近の手順と復習、ESPカードの最近のお気に入りなどを取り上げたいと思っています。
お持ちでない方のために数組は用意しますが、確実にほしい方は連絡してください。
他にデックもお忘れなく。

なにかとあわただしい日が続いておりまして、なかなか映画館に足を運ぶことができず、見たかった映画を何本かスルーしてしまっておりました。(-_-)

本日すべりこみで観てきましたよ。

内田けんじ監督の 『アフタースクール』 です。

どうしてもネタばれになりがちなため、なるべく見ないようにしている宣伝ですが、どうしても “どういったタイプの映画かは” 察しがついてしまいます。

なるべく期待しないようにして見ておりましたが… 心配は無用でした。

脚本が非常によく出来ており、かつ、単なるコン映画ではなく、人間に対する監督のメッセージが程良く挿入されており、後味も悪くありません。
配役も完璧といってよいのではないでしょうか? 個人的には大好きです。

前作の2作品もチェックしたくなりました。(^^♪

ここんところ、ずうううっ〜と、演じる側であったので、今回はとてもここちよく騙されまして、本当に幸せでした。

多少なりともミステリやマジックに興味のある方にはおススメですが… そうでない方にはちょっと難しいかな。実際いっしょに見に行ったつれあいはよく理解できず、(・・? だったようです。

ところで、自称シャマラン監督擁護派のS氏が、今回はさすがに絶句したという 『ハプニング』 ですが、そこまでいわれると見たくなります。(^_^;)

誰かいっしょにいきません?
 

先月の26、27日のリスーピアから、29〜31の日本丸、1〜3日のUGM、昨日のmML収録と、個人的にはかつてあり得ないほどのあわただしい日々がやっと終わりました。

すべての仕事内容がまったく異なっており、日本丸に至っては全くの初体験のため、想像以上に大変でありました。(^_^.)

それぞれのイベントに参加していただいたみなさんと、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

明日からはいつもの仕事をこなしながら、遅れている原稿をなんとかしなくては…


遅れましたが、海の日に開催された モダクラ劇場6 は、おかげさまで満員御礼となりました。お客様、そしてゲストの荒井晋一さんとぺるさん、お疲れ様でした。そして本当にありがとうございます。


さて、今月の池袋の講習会 『その前に』 ですが、12日(火)喫茶ルノアール池袋パルコ横店1号室で、19時より行います。
参加費は基本的に2千円ですが、参加者が少ない場合、ドリンク代は自己負担でお願いいたします。m(__)m 

『ともの会EX』 は予定通り18日(月)ですが、場所が変更になっております。詳細はフォーサイトからのお知らせをご覧ください。

『ゆうき会』 は25日(月)に浜松町にて予定通り行います。


いろいろと記録しておきたいことはありますが、今回はこのへんで。

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