ゆうきともからのお知らせ 2

主に monthly Magic Lesson に対するお知らせや、ゆうきともの個人的な見解等を不定期に書き込むblogです!

2008年07月

根がダメ人間なので、仕事が連続すると結構ストレスがたまります。

きちんとした計画性のない、私自身が悪いのは十分に分かっているのですが…

今週は半ばまでバタバタしておりまして、その反動で 今 結構だらけております。

…はい、これが悪の元凶であることも承知しております。

サラリーマンぢゃあないので、仕事があるってことは本当にありがたいことなんですけどね! m(__)m

マジックの仕事でストレスを感じつつ… 結局はマジックで癒される… なんとも不思議な生活を送り続けております。

ありがたいことに、年齢とともに少しずつ自分のキャパに見合った仕事ができる環境になってきており、これは実にありがたいことです。



昨年あったうれしいことのひとつに、ユージン・バーガー氏が、私の 『FADING COIN』(その昔 ザ・マジック誌 に発表した 『フェード・イン・コイン』 のことです。そのあと私のビデオや、カズ・カタヤマ氏の本の中にも収録されており、そのときのタイトルは 『トリオ』 になっています) を自身のDVDで取り上げてくれたことがあります。

以前マジックランド(ショップ)を通して、ビデオ収録に関する許可の打診があったのですが、そのときは 「バリエーションでも発表するのかな?」 くらいに考えておりました。

しかし実際に出来上がったものを確認してみると、氏は実に丁寧に、会ったこともない人物と、その人物によって創作されたトリックについて語ってくれておりました。

※無論、私自身は彼のショーやレクチャーをみてますけどね!

このトリックにおいて最も大切な “即興というコンセプト” に関する話はもちろんのこと、エキボックにおける重要なポイントもしっかりと押さえられており、レクチャー自体もすばらしいものでしたが、特筆すべきは、そのパフォーマンスにあります。

あれほどシンプルなトリックを、氏はさらに省略することに成功しており、さらには映像というハンディキャップをものともしない、プロのパフォーマーの凄味を魅せてくれているのです。

このDVDに関しましては、いずれmMLより発売される 『奇術探究三号』 でもふれることになりますが、101デックにおける、彼流の使い方と、その演出に関する話題を筆頭に、すばらしい五つのテーマについて取り上げられており、大変に見ごたえのあるものになっています。


ちなみにこのDVDは、東京堂出版の 『ザ・マジック76号』 でも取り上げられていますが、なぜかこの 『FADING COIN』 にだけは“まったく”ふれられておりません。中身に直接ふれなくても、タイトルくらいは入れといてくれてもねえ… (^_^.)

『奇術探究2号』 完成しました。

単に実用的な手順というだけではなく、細かいタッチや、ちょっとしたサトルティなどを是非とも読み取っていただきたいなと。

第3号の内容もほぼ決定しており、こちらは9月に発売予定です。収録作品に関していえば、単品の商品にしてしまいたいほどの傑作あり。 お楽しみに。

『ESPトリックセット2』 はなかなか好評のようですが、収録されている5手順のうち、レギュラーのカードのみでいつでも出来るものが2点あり、特に 『Die-Con』 は手軽にできて想像以上の効果を期待でき、私のお気に入りです。

ちなみに 『ワイズワークス7』 が発売されたようです。早っ!

上記3点は21日の 『モダクラ劇場6』 会場でも販売いたしますのでどうぞよろしく。
当日は今年1月に開催された 『モダクラ劇場5』 のDVDも発売予定。
からくりどーるさんのレクチャーは必見ですし、毎度お馴染みのライブ映像もなかなか楽しめます。


先日、私の講習会に参加された方から質問を受けました。

曰く、「カードのサイズはブリッジとポーカー、どちらが良いのか?」

掘り下げようと思えば、たぶん一晩中でも議論できるのでしょうが、簡単にいうと

「どちらでもOK。個人の使いやすい方で良い」 のです。

mMLの1号でも説明しているのですが、それぞれに良い面と悪い面が混在しており、よほどのエキスパートであれば、それなりのこだわりや細かい基準があるのでしょうが、基本的には “自分の手のサイズに合わせる” だけで十分です。

ちなみに80年代までの日本の奇術家は、ほとんどの方がブリッジサイズを使用していました。実際、日本人は欧米の方よりも手が小さく (体が小さいのですから当然ですね)、日本製のカードは今でもブリッジサイズが一般的ですし、当然輸入されるデックも、ある意味日本人サイズでもあるブリッジが多かったのです。

現在では輸入カードの値段も安くなり (当時と比べればですよ! 私が初めてバイシクルを買った時は1200円でしたし、それこそ泡坂妻夫さんの時代なんて…)、さらにはギャフカードとの兼ね合い等もあるため、USプレイング社のデックに関して言えば、圧倒的にポーカーサイズの方が手に入れやすい状態となっています。

当り前のことですが、単に周りの話をなんとなく鵜呑みにするのではなく、実際に自分で使ってみてから判断すればよいのだと思います。

ちなみにイギリスのスターマジシャン、ポール・ダニエルズ氏はブリッジサイズを愛用されているようですし、アメリカのマジシャンでは、亡くなられたジェリー・アンドラス氏がブリッジサイズでした。
身近なところではmMLスタッフの野島がブリッジサイズを愛用しています。

先日地方にいる友人と電話で話したのですが、先月の私のブログ投稿数が少なくてけしからんとのこと。(゜゜)

よくよく聞いてみると、当人はネットを覗ける環境になく (持ってはいるらしいのですが、そこはそれ… なにか家庭の事情がありそう (^_^.))、結局は知人に頼みこみ、毎月印刷したものをもらっているらしい。

まあ、ある意味そこまでして (わざわざ) 読んでいてくれるのはありがたいのですが…

「いやあ、毎月手数料ということで500円払ってるんだけどね、先月はあまりにも枚数が少ないもんだから、なんとなく損した気分になっちゃってね、あはは…」

な〜る… はい、今後は1枚いくらでお願いしてください。   m(__)m


UGMの助っ人の件ですが、ご本人がブログに書かれていたので発表しても大丈夫でしょう。

日本を代表する鬚マジシャン Yasuyuki 氏です! あれっ? 違うかな? もしかしたらB・Uさんのほうかも? ほら、日本を代表する、長身の、イケメンの方ですよ!


mML37号は現在編集作業中。 

そういえばネットオークションで冊子だけ売ってる人がおりました。 無論、冊子だってがんばって作ってはいますし、ある意味映像をフォローしている部分もあるのですが、mMLは基本的に映像がメインです。 …販売してすぐにオークションというのも寂しい限りではありますが、そこはそれ… せめてセット販売にしてくれよと。 (+_+)

さて、今回の内容ですが、表向きは 「水と油」、「ピアノトリック」 を特集にしております。 そして、それぞれをすでに知っていて、実際に演じたことのある方には、より興味を持っていただけるような、実践的なハンドリングやアイデアが加えてあります。

ただ、そのほかに解説している 「薬缶」や「パケット」は、私が長い間、本当に大切に演じてきたレパートリーであり、ありていにいえば 「ちょっともったいないかな」 というトリックです。

スライハンドの技術はさほど難しいものではありませんが、演じることは決してやさしいわけではありません。

是非、時間をかけて磨きあげ、一般の方に演じてみてください。 きっとそれに見合った成果を感じることができるはず。


今ジョン・バノン氏の 「DUPLICITY」(ディーラーズ・アイテム) で使用されている基本原理のおかげで、頭がぐちゃぐちゃです。 

製品自体はガチガチの研究家か本当の実践派の方にしか勧めません。

解説書代わりのDVDにはボーナストリックも収録されており、その作品のよしあし以前に、メイントリックとの共通点のほうに興味を持ってしまいました。

ちなみにそのボーナストリックは、ゴードン・ビーン氏の 「アンタラージ」 を即興でやってみようというもの。

オリジナルは、昨年気に入って (このスペースでもさりげなく紹介しています) 何度か演じ、同時にその難しさ (その作品の本当のすばらしさがどの程度で、それを自分が何パーセント引き出せているのか?) にも気がついてしまい、いまだ答えのでていない作品です。
このトリック自体に関して言うと、良い意味でのバノン氏のズボラさがでており、やってみたくなりました。

さて、マックス・メイビン氏の 「Bウェイブ」 を、バノン氏の 「ツウィステッド・シスターズ」(以下TS) に代表されるような2組のパケットに移植した場合、エキボックの可能性 (特に品質の方) はさらなる広がりを見せます。

「TS」 がある意味非の打ちどころのない優れた作品であったため、当時はあまり深く踏み込まなかった部分… 今回の買い物はその扉を開けてしまう結果となったのでした。

たぶん上記のトリックをすべてご存じでも、私の意図するところの伝わらない文章になっているかと思います。

すみません。 うまくまとまったらどこかで公開いたします。

あああ、もうこんな時間、明日の仕事の準備をしなくては… (^_^;) 

そうそう、モダクラ劇場6ですが、昼の部(14時開場)のチケットがあとわずかですのでお早めに。

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