ゆうきともからのお知らせ 2

主に monthly Magic Lesson に対するお知らせや、ゆうきともの個人的な見解等を不定期に書き込むblogです!

2008年03月

4月のmML収録が8日(火)になりましたので、池袋の講習会 『その前に』 は、15日(火)に変更となりました。

場所は前回と同じく喫茶ルノアール会議室 [ MS&BB池袋西武横店 ] 1号室 です。

渋谷の会とゆうき会は、予定通り第3、第4月曜日に行います。


今年一本目の映画をやっと観ました。『バンテージ・ポイント』 大当たりでした。傑作です。

先月大阪でお世話になった真田氏が毎日ブログを更新されており、読んではときどきうなってみたり、身につまされたり、うなずいたりしております。

昨日のブログでは、「最初から高度で完成された手順をつくるのではなく(というか、それはまあどだい無理なことですから)、基本的な手順を(良い解説書の具体例付きで)しっかりマスターして身の回りの人に見せることからはじめよう」 という話をされ、「名人も達人も素人から」 という一文で結んでおられました。

本当にまあ、あきれるくらい当たり前のことではあるのですが、なぜかマジックに関してはこれが分からない方が多いようです。
実際に名人になれるかどうかはまた別の問題ですが、少なくとも「なりたい」という願望があるのであれば、最初の一歩から順番に進む必要があるのは常識でしょう。

先走ってばかりで上っ面だけ、さらにはそれさえも危うい人の割合が少し増えているような気がします。
おそらくここ10年ほどの間に恐るべきスピードで増えた“情報量”の問題とも無関係ではないでしょう。


トリックのレビューらしきことをブログで行っている人もずいぶん増えましたが、大抵は個人の好き嫌い“のみ”のモノが多く、参考ななるどころか間違っている場合や、誤ったイメージを与えている場合もあり、危ないことったらありません。
(無論 まっとうなところもありますよ)

ある程度マジックに詳しい (ここの基準もあいまいではあります) 愛好家であれば、思わず顔をしかめたり、ひいたりしそうな文章がいくらでも見つかりますが、先日 「ついにここまできたか……」 と思ったのは、
「演技を見てびっくりしましたし不思議でしたが、解説をみたらギミックだし準備が必要なのですごくがっかりしました。私は準備のいるマジックは嫌いです」 というもの。
う〜ん。こういった人はマジックにいったい何を求めているんでしょう?
例えばカタログを読んで方法論が分からずに買ってみたら、全然想像した現象と異なっていた。とか、現象は確かに正しかったが、付属のギミックが使い物にならなかった。 そういったタイプの 「がっかり」 であれば理解できるのですが…… 映像とはいえ実際の現象を見て、十分に騙されていて (これだけでもうれしいことなのに!)、しかもそれが自分では思いもしなかった回答であった (ミステリなら100点でしょ) にもかかわらず、結局 「準備が嫌いです」 が結論とは (^_^.)。

これってマジックをしない一般客の感想であれば (タネ聞いてがっかりといった) 説明もつかないではないのですが、高度なレクチャービデオやDVDの感想をびっくりするくらい書いている上に、準備が嫌いって言うことは明らかに演じる側なんですね。
いや、単に書き方として 「不思議ですが、自分が演技をするときはあまり準備の必要なマジックをしないのでそこは残念でした」 とか、「映像を見て、これで特別な準備やギミックが必要なかったらどうしようかと思いました」 なら分かるんですが、最後に個人の勝手な (しかもネガティブな) 感想でしめられてもねえ……。

以前ツーショット写真を求められて快く応じたら、ブログに写真入で 「つまらなかった」 と書かれてショックを受けた芸人さんの話を紹介しましたが、要は同じタイプの人間なのかなと。

小冊子 『トランプタイム』 のなかに、より良い演者になるためには、“マジックを見るときはなるべく観客の視線で素直に見るクセをつけましょう” と書きました。
お持ちの方は是非もう一度チェックしてみてください。なぜそうすべきなのか? 真田氏の一文 「名人も達人も素人から」 は、そういった視点でとらえて見てもおもしろいかなと。

例にあげたような書き方の感想を続けているようでは絶対に理解できないでしょうけど。

mML35号の収録がなんとか無事に終わりましたので、とりあえずは 『その前に』 ですが、

11日(火)19時より行いますが、場所が久しぶりに 「マイスペース&ビジネスブース池袋西武横店」 5号室 となります。 ジュンク堂から見て、左ななめ向かいとなりますので、くれぐれもお間違えにならないようご注意ください。

カードもやりますが、前回好評だったロープの復習もしますのでご用意ください。

渋谷の会は予定通り17日。

ゆうき会は24日です。

ちなみに来月収録予定のmML3周年記年号ですが、日本を代表する奇術家の一人であり、数多くのオリジナル作品を持ち (その一部はリチャード・カフマンによる 『マジック・オブ・ジャパン』 や 『ファイブ・タイムズ・ファイブ』 などに発表されています) 現在無数に存在するマジックショップのなかで、優れたオリジナル商品をコンスタントに作り続けている希少なメーカー 「マジック・エフェクト」 代表の、藤原邦恭(クニヤス)氏をゲストにお迎えいたします。

収録は4月8日の火曜日になりましたので、こちらも前日とお間違えにならないようご注意ください。 

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