ゆうきともからのお知らせ 2

主に monthly Magic Lesson に対するお知らせや、ゆうきともの個人的な見解等を不定期に書き込むblogです!

2006年11月

気になる言葉があって辞書を引いてみたのだが、基本的には意味自体に大きな差は (少なくとも現在は) ないのだと知って驚いた。

弟子、門下生、と行った言い回しのことである。なにかをAさんから学んだという事実があれば、その人はAさんの弟子という言い方で (とりあえず) 間違いではなさそうである。※ちなみに生徒というのは主に中学、高校生を指し、小学生は児童、大学生は学生なのだそうです。

まあ、国語上の意味はともかくとして、ジャンルによってその世界特有の意味合いが存在することは確かで、いわゆる芸人の世界において、弟子や門下生から見たときの師匠という存在は、同じ世界の中で同時に複数いることは考えにくい。※いわゆる破門になって、何人かの師匠のもとを渡り歩いている方はおられますが、これにしても同時ではありません。

で、マジックの世界ではどうなのかというと……明確に説明してくれた方はいないのだが、弟子と門下生を比較した場合、弟子の方が (良くも悪くも) お互い (師匠と弟子) の責任が重く、それに対して門下生という表現は軽いようである。マジックをAさんに習ったならば、その人はAさんの門下生ということらしい。

ただし、この《習う》というのがまた微妙で、ここに解釈の違いが生じることが多い。例えば (マジックの世界でいう) レクチャーに一度でも参加したら門下生なのか? テレビで種明かしを見たら門下生なのか? ビデオで学んだらその講師の門下生なのか? 多分それはあるまい。これでは世の中門下生だらけである。

一つのルーティンであったり、技術や哲学をそれなりの時間をかけて“直に”学ぶためには、教える側と教わる側に、それなりの信頼関係がなければならないのだと思う。つまり誰それの弟子ですとか、師匠ですというからには、それなりの覚悟がなくてはならない。少なくともお互いにそのように呼び合うことを認め合っていなくてはならないだろうということだ。


最近“先生”と呼ばれる機会が多くなった。正直にいうとこれは好きではない。かなり苦手である。しかしながら、講習会をやっていることは確かであるし、実際カルチャーセンターなどでは一般的に講師を先生と呼ぶことは定着している。

それなりに歳をとったこともあるし、これはもう仕方があるまい。しかし弟子ですとか、門下生ですといわれると、これはどうしても違和感を感じざるをえない。つまり先生と生徒という単語であれば、普通真っ先に連想するのは小、中、高校のことであり、場合にもよるが、先生にしても生徒にしても、同時に何人もの人間と付き合うことになり、言葉的には単純にポジションを示すものとしてとらえられているのに対し、師匠(親方)と弟子、門下生というと、上記の私の考えもふくめて、かなり状況が限定される感じがするからだ。

ところで私自身は苦手なのだが、世の中には先生とか、師匠とか呼ばれたいという人種の方も当然いる。また、自分は○○の弟子なのだといいたがる方も存在する。なにか一つでも教わろうものなら、いつのまにか 「あいつは俺の弟子だ」 そういわれていることもあれば、教わった方でも堂々と 「あの人の弟子です」 という人がいる。これが相思相愛ならばさほど問題はない。問題はそうではないときである。

さて、きりがないので今回はここら辺にしておきたいのだが、ここまでの話しはあくまでも前提である。この続きはおそらく大抵の方の予想とは、まったく違った展開になるであろうことを予測しておく。ただしその続きをいつ書くのかは自分でも分からない。 まあ気まぐれでそのうちに。


最後にひとつだけ。私にはただの一人も弟子は存在しません。
 

昨日の午後、仕事の打ち合わせで久しぶりに神保町へ。Y氏の企画である仕事の件はスムースにはこび、遅めのランチの後でY氏と別れたのだが、別れ際にY氏が一言。 「あっ、そこの○○書店ですけど、結構マジック関係の古本を扱っているんですよ。ご存知でしたか?」 ……はい、知っていたような気はしますが、一度も来たことはありませんし、場所も今初めて知りました。

Y氏の後姿を見送った後、ふらふらと書店の中へ……いやあ、えらいことです。まともに買っていたら散財なんてものではありません。一応店主に聞いて見ます。 「あのう〜この冊子群 (10冊まとめて一年分が束に) なんですけど、まとめて買ったら安くなりませんかねえ」 すると店主、まったく表情を変えずに一言 「うちではやってないです」  「あ、そうですか……」

持ち合わせの問題もあったが、量も半端ではない、しかも外は雨、このあとは渋谷へいかなくてはならない。 散々まよったあげく 『ニューマジックvol.7 No.1〜10』 を購入。 昭和43年分のものである。 実は15年ほど前に、とあるマニアの方からお借りして、むさぼるように読んだ記憶があり、この当時の厚川昌男さんや松田道弘さんらが、現在の自分よりも年下になってしまったのかと少しショック。 金壱万八千円也。

ところで残りの分 (まあいろいろなんですが) どうしたものか……。

先ほどやっと現物を手にすることが出来ました。 「アッというまにマジシャンになれる本」 明日16日には書店に並びそうです  (^^♪。 いきなり間違いを見つけてしまいましたが…… (-_-;)。 まあ、「○ード○ジック○典」 に比べたら可愛いものです (^_^.)。 初版が売り切れて重版となれば(多分)直せるということで、それを期待することにしましょう。


ところでここ数ヶ月の間、家を空けていることが多く、留守電はともかくとして、FAXに関しましてはなかなかお返事できない期間が続いておりまして、ご迷惑をお掛けしておりました。

このたび引越しすることになりまして、完全に移転し終える12月頭までは、電話番号の変更もあり、なにかと行き違いがあるかもしれませんので、お問い合わせの方はご了承ください。関係者のみなさんには、今年中に移転先等お知らせできるかと思いますので、今しばらくお待ちください。

本日の 「ともの会その前に」 ですが、予定通り田端にて行います。

そして次回以降の会ですが、予告通り場所が変更になります。12月12日(火)からは、ルノアール池袋西武横店 (ジュンク堂書店から見て左斜め向かいになります) 、会議室を使用する予定です。※店の電話番号は03−5960−0056です。

田端店より部屋の値段が上がりますので、申し訳ありませんが、会費は1500円にさせてください。その他、例によって一人ワンドリンクということになりますから、大雑把にドリンク付きで2000円と考えていただければよろしいかと。

高校生以下の方は引き続き無料にしたいと思いますが、ドリンク代で500円程度はかかりますのでご理解ください。

尚、12月は10名までの部屋を予約しておりますので、当日突然来られても、入場できない可能性があります。初めての方は、必ず事前にゆうきまでお知らせください。

来年1月の話ですが、本来であれば9日が予定日となりますが、この日がmMLの収録日となったため、「ともの会その前に」 はお休みとなります。希望人数が多ければ考えますが、今のところはまだ未定です。


いよいよ23日の発表会がせまってきましたが、来年の1月8日(月)成人の日は、「第三回モダクラ劇場」 が開催されます。ゲスト2人もほぼ決定しまして、今月末には名前も発表できるかと思います。ご予約はお早めに。

ところで昨年話題だった、吾妻ひでおの 「失踪日記」 、遅ればせながら読みました。 おもしろいです。別に漫画家じゃあないんですが、趣味を仕事にしてしまった人間として、少年チャンピオン連載の 「ふたりと5人」 を小学校の低学年で体感した世代として、いろいろと感じ入るところがあり……興味深かったです。 30以上の人にオススメ。

「アッというまにマジシャンになれる本」 〜みんなが驚く図解版とっておき手品のネタ帳〜 に、決定したようです。 (^_^;)  図解版!ってえのがいいですね。 KAWADE夢文庫より今月15日発売予定です。 税込540円……安い!10冊は買っておきましょう。 (^^ゞ

昨日は毎年恒例の 「たっぷりとクロースアップ」 でありました。

主催者である荒井晋一さんの作品集 「アフェクションズ」 は30号に達し、ページ数の総計も500ページをこえることになります。(^_^.)いやはや凄いことです。

私も演技させてもらいましたが、かなりフットワークを軽くし、楽な手順にしていたにもかかわらず、結構大胆なミスをしたテーブルもあり (15分5テーブル、ほぼ連続ですからねえ……) 気がついた……というか ? だったテーブルの方はすみません。

ところで私の本よりも一足早く、庄司タカヒトさんの本がでました。来週には書店に並ぶことでしょう。昨日一冊いただいたのですが、年齢を問わず、初めてマジックに取り組むすべての人にオススメできるすばらしい 「ハウツーもの」 です。

文庫サイズの書き下ろしで648円+税でお手ごろ。大和書房より発売です。タイトルは 「頭がよくなる1分間ふしぎマジック」 ^^; 無論編集サイドのつけたもので、最近の風潮?流行?が、よくでております。マジックに興味を持ち始めた子供にプレゼントしても喜ばれると思います。5,6冊まとめて買っておきましょう。

ちなみにマニアの方にオススメなのは、フォーサイト久しぶりの小冊子、「魔法修行(創刊号)」 です。 2000円にて昨日 (限定で) 先行販売いたしました。 そのうちネットショップでも取り扱うかと思いますのでよろしくお願いします。 

 

気がつけば今年もあと2ヶ月……相変わらずバタバタしているゆうきです。

昨日打ち合わせの合間に、ビル・マーレイ主演の 「ブロークン・フラワーズ」 を観てきました。 ネタばれになるので、詳しくは言えませんが、おそらく……30前の自分だったら (こーいったタイプの映画の存在意義を) 理解できなかったかもなと、そう感じました。 

2005年のカンヌ映画祭グランプリ作品という点も、変に期待させてしまう分、結局損なのかもしれません。 途中で多分そういった展開なのだろうなと、想像したことがあたってしまったのですが、現在の私は、こーゆー作品も結構好きだったりします。 若い方にはおすすめしませんが……。

ところで、私のレクチャーに参加したいとの問い合わせがありましたので、ここでもう一度インフォメーションさせていただきます。

現在定期で行っている講習会で、人数に余裕がある会は、毎月第二火曜日の 「ともの会その前に」 のみとなっております。 

講習でなければ、毎月第三月曜日に渋谷にてフォーサイト主催の 「ともの会EX」 を行っております。 

詳細は脇にある 「カテゴリーズ」 部分から 「お知らせ」 をチェックしてみてください。

ちなみに今月の 「その前に」 は、予定通り14日に、田端の 「ルノアール」 にて19時より行います。そして、以前お知らせしましたが、12月からは場所が変わることになりそうです。場所が決定しましたらここでお知らせいたします。

しかし 「映画の日」 に限って、なかなか観に行けないんだよな ^_^;。

このページのトップヘ